ワンマンで持ち時間をオーバーした話|曲を削って気づいた見積りの甘さ

著者: ぽんつよ
#失敗談 #持ち時間 #セトリ術 #ワンマン

自分たちの企画ライブで持ち時間を超えました。原因は尺の見積りと、その場で足した演出でした。何が起きて、どう立て直したかを書きます。

自分たちの企画で、時間を超えた

対バンではなく、自分たちで組んだ企画ライブでした。持ち時間を管理するのも自分たちの仕事です。それなのに超えました。誰かに押し付けられた進行ではなく、自分で決めた進行で超えたので、言い訳のしようがありません。

ここでは、何が原因だったのかと、その場でどうしたのかを書きます。一般論ではなく、自分がやってしまったことの話です。

原因1: 曲の尺を短く見積もっていた

セットリストを組むとき、音源の長さを足し算していました。これが間違いでした。

実際に演奏すると、音源より長くなります。イントロで少し溜める、間奏でアイコンタクトを取る、曲の終わりに余韻を残す——どれも 1 曲あたりでは数秒から十数秒の差です。でも曲数ぶん積み上がると、無視できない長さになります。音源の合計時間は「最短で演奏した場合の値」であって、本番の値ではありません。

原因2: その場で演出を足した

もうひとつは、予定になかったものを本番で足したことです。アンコールと、その場のノリで決めた演出。盛り上がっているときに「やろう」となるのは自然なことですが、その判断をした時点で残り時間を把握していませんでした。

足す判断そのものが悪いとは思いません。悪いのは、足すかどうかを決める材料が手元に無かったことです。

その場では、曲を削った

気づいた時点でできることは限られていました。MC を削るには足りず、結局は残りの曲を減らして収めました。

削る曲をその場で決めるのは、思っている以上にきついです。演奏する側の集中が切れますし、曲順は前後のつながりで組んでいるので、1 曲抜くと流れが変わります。準備していない即興の判断で、ライブの後半の設計が崩れました。

いまやっていること

再発防止としてやっているのは、ひとつだけです。曲ごとの尺を入れて、合計を自動で出すようにしました。

手で足し算していたころは、曲を入れ替えるたびに計算し直すのが面倒で、結局やらなくなっていました。自動で合計が出れば、曲を動かした瞬間に「入るか、入らないか」が見えます。判断の材料が常に手元にある状態にする、というだけの話です。

ちなみに、この不便さが、セトリー(Setlii)を作りはじめたきっかけのひとつです。自分が同じ失敗を繰り返さないために作りました。

次に同じ場に立つ人へ

伝えたいことは 2 つです。

ひとつは、音源の長さを本番の長さだと思わないこと。演奏は必ず長くなります。曲数が多いほど差は開きます。

もうひとつは、本番で何かを足すなら、残り時間が見えている状態で決めること。足すこと自体は悪くありません。見えないまま足すのが危ないだけです。

ぽんつよ

バンドでギターを弾きながら、セットリスト管理アプリ「セトリー」を個人開発しています。 対バンの持ち時間計算やリハの振り返りに毎回困っていたのが、作りはじめたきっかけです。 記事は自分がライブで経験したことをもとに書いています。

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